お誕生日ケーキを手作りしよう!簡単レシピとアレンジ[BirthdayCake]
今年はお誕生日ケーキを手作り!
■生地を焼くのが失敗しないか不安・・・
■焼いた生地をうまく切れるか心配・・・
■キレイに飾れるか自信がない・・・
少ない道具と工程で、そんな今までのストレスを感じることなく、
簡単なケーキ♪つくろ~!
目次
材料
スポンジ生地
卵黄生地
卵黄 3個分
牛乳 45g
薄力粉 75g
コーンスターチ 8g
メレンゲ
卵白 3個分
砂糖 55g
無塩バター 15g
シャンティ
生クリーム 250g☆シャンティの説明のポイント参照
砂糖 15g
飾り
イチゴ 適当(今回は【あまおう】1パック使用しました)
シロップ
砂糖 60g
水 60g
スポンジ生地
準備
オーブンを180度に設定して温めておく。
シロップを作っておく。(水に砂糖を入れてかき混ぜ、きちんと沸かしたら出来上がり)
粉類はビニール袋で合わせてからふるっておく。
天板にオーブンペーパーを敷く。(四隅に切り目を入れる:写真参照)
天板がオーブンペーパーより大きい場合は、オーブンペーパーを2枚使って隙間ができないように重なるところを作って敷いてください。
バターを湯煎または電子レンジで溶かしておく。(電子レンジを使用の場合は弱で少しずつ溶かす)
卵黄と卵白は別々のボウルに入れて、卵白は冷蔵庫でなるべく冷たい状態にしておく。
牛乳も冷たくないようにしておく。人肌程度。
ポイント!
卵白には絶対に卵黄が混ざらないように気をつけて!メレンゲがうまく立たなくなるので。
プロでも全卵を卵黄と卵白に分ける時には小さなボウルで一つずつ行います。
お菓子・パン作りの総合サイトcottaやTOMIZ(富澤商店)オンラインショップはめいきたもよく使っているお菓子作りのお役立ちサイトです。
卵黄生地
1.卵黄をホイッパーでほぐす。
2.冷たくない牛乳を加えて混ぜる。
(バター湯煎にかけたらそこに少しの間牛乳をつけて人肌程度にしておくと〇)
3.ふるった粉類を加えてホイッパーで混ぜる。
ポイント!
粉類を入れたら、混ぜ過ぎ注意。
ぐるぐるして混ざったらOK!
ここまでできたらメレンゲを立ててあわせます。
メレンゲ
1.冷蔵庫から出したての卵白を、電動ミキサーでいったん泡立て始め、泡が全面に広がったら初めの砂糖を加える。全体量の1/3。手で泡立てることも可能です。大変ですが(^^;)
2.からませるように混ぜながらツヤがでて少し形が残るようになったら2回目の砂糖を加える。
3.砂糖を加えると少しメレンゲが緩んでまた立ち始める。
3回目の最後の砂糖を加え、さらに泡立てる。
ツヤがあってしっかり立った状態に仕上がればOK!
できれば最後にキメを整えるために、全体を大きく混ぜる。
生地の仕上げ
1.メレンゲを大きくひとすくい(1/3量)して卵黄生地に加える。
ホイッパーで混ぜてしまいます。
2.ホイッパーをゴムベラに持ち替え、残りのうちのさらに半分を加える。
3.最後に残ったメレンゲを加えて混ぜ、
4.メレンゲが完全に混ざる前に(まだ少しメレンゲが見えている)バターをゴムベラで受けながら散らして
最低限の回数で混ぜます。
ポイント!
混ぜ過ぎは良くないけど、バターは意外に混ざりにくいもの。
ざっとボウルを回しながら、ゴムベラで底を持ち上げるように混ぜたら、最後にボウルの底にバターが残っていないかチェックしてください。
5.用意した天板に流し込む。
6.カードを使ってまずは天板にいっぱいになるように広げて、平らにならします。
ポイント!
平らにしたいけど、なるべく触る回数を少なくすると生地の状態がよいです。
後でデコレーションでごまかせるので、ほどほどで止めます。
7.180度に温めておいたオーブンにそっと入れて、10~12分程度焼きます。
のばした時の生地の具合がそのまま出ますが、今回は、表面に焼き色を見せるケーキなので気にしない!
ポイント!
薄く早く焼けるのが簡単ケーキのポイントの一つです。
焼き上がりは、表面を手のひら全体をそっと乗せて手ごたえを感じてください。
焼きあがっていれば、パン!と張った感じがします。
8.焼けたら、少し高い位置から落として焼き縮みを防ぎ、
天板に乗せたままそのままの状態で冷まします。
ポイント!
すっと天板から抜ければ外しても大丈夫ですが、焼き上がりの生地はとてもデリケート。
崩れてしまうよりはそのまま放置した方が失敗がないです。
生クリームとイチゴのサンド
やっておくこと
イチゴのカット
イチゴを洗う
イチゴはとても弱くて(特に国産は)、ちょっとしたショックで傷んでしまうので、一つずつ大切に扱います。
一般にはあまり出回らないかもしれませんが、アメリカ産のイチゴには泥がついていたりするので、水で洗って泥を落とします。
国産イチゴに関しては、洗わないのが味的に一番ですが、気になるようならさっとだけ洗って使います。
水に長くつけるのはおススメしません✖
『浸透圧』って、小学生の時に習ったあれです。
味の濃い方に薄いものが入っていって、濃度のバランスを同じにしようとする働きがあって、イチゴがどんどん水っぽくなってしまうんです。
サンド用イチゴをカット
半分にカット。
今回使用したあまおうは、大きいので1/3サイズにスライスしました。
飾り用イチゴ
カットしないでホールのまま(ガクも取らない)で飾れば、生クリームに色移り等影響しにくく、緑も入って見た目にキレイなので使ってもOK!
食べる時に手を汚すのがイヤなら、ガク部分だけをナイフを使わず引っ張って取ってしまってもOK!
芯が口に残るのがイヤなら、ペティナイフで切り取るしかありません。
イチゴの優しい赤色が幸せを感じさせてくれますね!
カットの方法はいろいろです。
半分にカットしてずらせる
薄くスライスしてずらせる
リンゴのようにV字に(3段階ほど大→小)カットしてずらせる
クリスマスなら横に1/2にカットしてシャンティを絞りサンタさんにする
等々、いくらでもアレンジ可能なのでお試しください!
ポイント!
イチゴを飾って空気に触れると乾燥が進み、ちょっと残念な感じになってしまいます。
特に切り口は乾燥してしまいます。
乾燥回避のために、プロは必ずツヤ掛けをします。ツヤツヤしていかにも美味しそうに見えるのは、そんな工夫があるからなんです。
ツヤ掛けの【ロイヤルミロワールヌートル】は最近では製菓材料店で購入できます。
インターネットでも手に入ります。
材料はお菓子・パン作りの総合サイトcottaやTOMIZ(富澤商店)オンラインショップでおうちにいながら簡単に手に入りますよ!
そこまでしなくても…という場合は、寒天を薄く塗るといいですよ!
その時のポイントは、ケーキの上ではなくて、カッティングボードにイチゴを並べ、溶かして沸かしてしっかり透明になった寒天を、ハケで薄く塗ってなるべく触らないようにして、冷めて固まったら飾りたいところに乗せる!
ぎっしりイチゴを敷き詰めたい場合はケーキの上で塗っても大丈夫です(^^)
シャンティについて
生クリームは、衝撃と温度で状態が変わりやすいのです。
思っているよりもその影響は大きいのではないでしょうか。
必ず氷水をあてて立てるようにします。
早く立てるためではなく、むしろゆっくり立てるためです。
作業中も氷水にあてたままにします。
いくらプロでも長時間温かいところに置いた生クリームをうまく扱うことはできません。
また生クリームはメーカーによって、また、%によってかなり状態が違います。
うちの近くのスーパーにはタカナシ乳業さんの35%と47%があるのですが、私は迷わず両方購入。
どちらも捨てがたい特性があって、混ぜて使うことで、柔らかく、しっかりしたシャンティになります。
ナッペ(生クリームを塗る)のに具合の良い柔らかさと、サンドの時に具合の良いしっかりした状態、絞る時のくっきりしていながらボソボソになりにくい状態を作りやすいです。
別メーカーを組み合わせると、味に深みも生まれます。
一度お試しくださいね!
組み立て
生地を半分にカットする
片側の焼き面にたっぷりシロップを打つ
全面に、しっかり立てた生クリームを塗り広げる。
見えないのでキレイ度合いは無視!
形をキープさせるカギとなるので、しっかり立てておくことが大切
ポイント!
ボウルの中の生クリームを全部まんべんなく撹拌してしまうと、柔らかいシャンティを使いたい時に不便なので、ボウルの一部分を使用して使う量、好みの硬さまで立てます
カットしたイチゴを一面に並べる
方向とか気にしなくてもいいのでなるべく隙間を作らない
上からまた、しっかりと立てた生クリームをボトッと落として塗り広げる
生クリームが足りないと思えばここで足せばいいし、イチゴがだいたい隠れる高さにすれば、イチゴで形が保持されるのでグラグラしたケーキにならない。
端は切り落とすけど、穴があかないようにイチゴの間に生クリームをぎっしり埋める。
もう半分の生地を焼き目を下に乗せる
ケーキが平らになるように、上から板を乗せて若干押さえる
シロップをたっぷり塗る
しっかり立てた生クリームを乗せて全体に広げる(下塗り)
先程よりは少し緩い目の生クリームをもう一度上に乗せて上面を整える(仕上げ)
上面は飾るのでそんなに神経質にならなくても大丈夫
ここで一旦冷蔵庫に入れて2時間ほど生クリームをしめることをオススメします。
周りをカットするのですが、一旦冷やして生地と生クリームを密着させ、さらには生クリームをしめることで格段に切りやすくなります。
(今回は無謀にもすぐにカットしましたが^^;)
刃渡りの長い波刃でカットしています。
できればナイフをお湯や直火で温めてから(水分なら拭き取って)カットすると、生クリームの部分がスッとキレイな切り口となります。
刃を前後にギザギザさせながら下までカットします。
刃が左右に傾かないようにまっすぐに切り進めるのがコツ
切り落とした部分はぜひ味見してください!
一辺ずつ切り落とします。
飾り
今回は、生クリームにオマケでついていた絞り袋と口金(といってもプラスティック)を使いました!
ぐるりを絞って、イチゴを乗せるところにも接着剤代わりに絞っておくと高さが出ますよ。
ケーキは、「立体的」を意識するとプロっぽいかも(≧∇≦)
ナッペ(上塗り)に自信がなければ、上の飾りでいくらでもごまかせるので、サイドのナッペのない、切りっぱなしが簡単!
もうちょっと自信がある人にはシフォンケーキもおすすめ。
まとめ
簡単に作るコツとして
★粉を先に入れるレシピを採用
★焼き時間も短時間
★半分にカットするだけのシンプルな組み立て(円柱のスポンジを同じ厚みにスライスするのはかなり難しい)
★ナッペの上手さに関わらない仕上げ
★周りのカットは少々技術が要りますが、一旦冷蔵庫で冷やすことで解消
どうでしょう?シンプルながらスッキリとしたケーキのできあがりです。
イチゴ以外のフルーツを乗せる場合は、キッチンペーパーなどで、しっかりと水分を取ってから乗せるとキレイに仕上がります。
今回は長方形のままでしたが、スクエアのケーキならとても洗練された感じに仕上がります。
また、丸く仕上げたい場合は、セルクルや、型紙を作ってスポンジを2枚抜けば作れます。
その場合は、側面もナッペするか、もしくはサンド部分が見えていても、それなりにかわいいのでそのままでもいいと思います。
別のバージョンもお届けしていきますのでお楽しみに!
あなたのハッピーライフを応援しています!
本日もありがとうございました。