シフォンケーキをささっと作ろう!基本のレシピと簡単デコレーション
シフォンケーキって、ほぼおうちにある材料で作れるんですよ!
サラダ油でフワフワが幸せな気分にさせてくれます♪
材料がシンプルで、作り方もシンプルなんだけど、意外に難しい、不思議なシフォンケーキ。
元パティシエめいきたも、あの食感がたま~に食べたくなって急に作り出します。
焼きっぱなしでもすっごく美味しくて、日持ちがしますし、デコレーションすれば、立派なパーティー用ケーキにだってなっちゃいます。
あなたもレパートリーのひとつに加えませんか?
目次
シフォンケーキの材料
卵黄生地
- 卵黄 3個分
- 砂糖 25g
- サラダ油 25g
- 牛乳 50g
- 薄力粉 75g
- 今回は紅茶の葉を入れました 8g
メレンゲ
- 卵白 4個分
- 砂糖 45g
- 塩 ひとつまみ
準備
☆シフォンケーキがきれいにまんべんなく膨らむように、必ずオーブンは早めに温めておきます。これは大切なポイント!
160~170度で焼くのですが(オーブンによっては若干変えた方がよいこともあります)だいたい20度位高めに設定しておき(この場合180~190度)、生地を焼くために入れたあとで本来の温度に設定しなおします。
☆卵黄と卵白は一つずつ割っては分けておき、卵白は直前まで冷蔵庫に入れておきます。
☆卵黄・牛乳は常温に!
☆粉類は直前にふるっておく。(湿気を含ませたくないので他の材料をそろえてからふるう)
☆あっという間に生地ができあがりますので、道具や型はそばに置いて作業を始めましょう。
今回使用したのは、富澤商店さんの紙のシフォン型です。
百均の紙シフォン型でもちゃんとできました! が!
【TOMIZ(富澤商店)】さんの紙シフォン型には、生地が立ち上がりやすいように、サイドにぐるりと紙を巻くようにできていて、百均の型よりはきれいに(特に取り出しが)できたと思います。
しかも持ち運びやすいフタ付き!
シフォンケーキのアルミ型を使う場合は、バターとか塗らずに(型に張り付いて生地が焼きあがっていきます)使用しますのでご注意ください。
シフォンケーキの作り方
卵黄と砂糖を混ぜ合わせる
卵黄をほぐしてから砂糖を加えすり混ぜます。
シフォンケーキの卵黄生地は、基本的にしっかり混ぜることが大切です。
サラダオイルと牛乳を加える
サラダ油と牛乳を混ぜます。
特にサラダ油はしっかりと乳化させてください。
牛乳は、冷蔵庫から出したばかりのものは混ざりにくいので、早めに出しておきましょう。
薄力粉(と今回は紅茶の葉)
再度ふるいながら一度に加えてグルグルと混ぜる。
他のケーキでは軽く仕上げるために、粉を最後に入れて、混ぜ過ぎないのが基本ですが、シフォンケーキでは、しっかり混ぜます。
きちんと混ざっていないと焼き上がりがふわっとしません。
メレンゲを立てる
砂糖に塩をひとつまみ加えておく。
卵白をほぐしたら、立て始め、全体に泡が立ったら分量の1/3の砂糖を加えます。
少し立ってきたら残りのうちの半分、全体量の1/3の砂糖を加え引き続き立てます。
つやつやしてきたら残りの1/3量の砂糖を入れてしまってメレンゲを仕上げます。
シフォンケーキのメレンゲについて。。。
フワフワに膨らませるシフォンケーキでは、メレンゲが命です。
メレンゲの状態が良ければベーキングパウダーを入れなくても焼き始めるとしっかり生地が持ち上がります。
プロは、あえて分離ギリギリまで立てて”もっちり”な食感を作り出すこともしますが、それはかなり高度なやり方です。
『ツヤツヤしているけど柔らかめのメレンゲ』にすることで、卵黄生地と混ざりやすく、きれいにふわっとしたシフォンケーキになります。
卵黄生地とメレンゲをあわせる
卵黄生地にメレンゲの1/3量を加えてホイッパーできちんとメレンゲが混ざるまで混ぜます。
最初のメレンゲは、いわゆる”死に生地”になります。
これは両方の生地の状態を近づけて、後のメレンゲを混ぜやすくするためです。
ホイッパーをゴムベラに持ち替えて、メレンゲをもう一度1/3量加えます。
ここからは、ゴムベラでさっくり底から、ややしっかり混ぜます。
今度は最後1/3量残っているメレンゲのボウルに生地を戻して、全体をゴムベラで底から大きく混ぜます。
メレンゲが見えなくなったら手を止めてください。
型に流してオーブンへ
型に流すときは、あまり上からではなく、型のすぐ上からなるべく途切れないように流していきます。
流しきったら、ゴムベラを立てて、底をツンツン刺すように、ぐるっと1周まわりましょう。
大きな穴が開くのを防ぎます。
竹串でぐるぐる3周ほど混ぜてもいいです。
生地をならすのに、トントンする場合は、やりすぎないようにしましょう。
せっかくの気泡が全部つぶれてしまっては目の詰まった焼き上がりになってしまいます。
「トントン、トン」
ぐらいです!
ゴムベラで表面をこすりつけるのは焦げを作ってしまう原因になるのであまり触らない方がきれいに仕上がるでしょう。
160~170度で30分程度で焼き上がり。
焼き上がりの目安は生地が少し縮んできたころです。
割れ目にも少し焼き色がつき真ん中がちょっとシワってなったらOK!
焼き過ぎると固くなります。焼き足りないとしぼんでしまいます。
まずは1度、練習で焼いてみる!それで加減をみてみましょう。
焼けたらひっくり返してしっかり冷ます
ここ重要です!
ちょっと気をゆるして写真を撮っていると瞬く間にしぼんでいきます(´゚д゚`)
焼きあがったらすぐにひっくり返してください!
焼き縮みを防ぐためにショックを与えるかどうかは・・・気分です(笑)
10㎝くらいの高さから”トン”と落とす程度です。
焼き上がりの生地を整えるつもりでするだけです。それよりもひっくり返す方が重要です。
ショックを与えないとガーンと縮んでしまう生地も多いのですが、それは中にこもった蒸気を逃がすため。
シフォンケーキの場合は粉が少なく、やっと立ち上がっている状態なので、あまりに大きな衝撃には耐えられません。
シフォンケーキでは強い衝撃は必要ありませんし、早くひっくり返す、完全に冷めてから方から外す、がとても大切です。
シフォンケーキのコツまとめ
オーブンの温度
シフォンケーキは、卵白の気泡が膨張し、生地を押し上げていく。
焼き始める時に予熱不足だったり、オーブンの扉を長く開けていたりして、下火の温度が足りないと、押し上げる力が足りなくて膨らまなくなってしまいます。
家庭のオーブンでは上火と下火の調節は分かれていないと思うので、とにかく庫内の温度を一定にすることがキーになってきます。
また、温度が高すぎると、上部が先に焼けてしまい、下からの生地の押し上げを阻害してしまいます。
オーブンによって設定温度は変わってきますが、160~170度でじんわり下から立ち上げていきましょう。
卵黄生地の混ぜ方
失敗の原因に、混ぜ不足というのがあります。
シフォンケーキは、他のケーキとは若干違って、ねっとりした卵黄生地を作りあげてください。
特に液体を加える時はしっかり乳化させましょう。
粉について
材料がシンプルなシフォンケーキについては、個々の材料による影響を受けやすいです。
特に私が意識しているのは、加える粉です。
米粉を加えてもっちり感を出したものも美味しいです。
私めいきたが愛用しているのは
『特宝笠』という種類の薄力粉です。
ふんわりしているのにもっちりしていてシフォンケーキには最適です。
メレンゲの加減
これは賛否両論ですが・・・
もっちりを重視するならかなりギリギリまで、分離寸前まで立てるのですが、その加減はプロでも判断が難しいところ。
しかもとても卵黄生地と合わせづらくなってしまうので、混ぜるのもテクニックが必要です。
どちらかというと、もっちり感は粉にがんばってもらって、メレンゲは、若干ゆるめがおススメです。
固いメレンゲだと、コロコロしたかたまりが残ってしまうことがあります。
そうなると、生地に大きな『穴』ができてしまうのです。
かたまりをつぶそうとして、あまりに混ぜ過ぎると、焼いた時にうまくふわっと上がらない重い生地になってしまいます。
だからちょっとツノが垂れるくらいで合わせるのが成功への近道です。
ちゃんとツヤツヤしてツノができてちょっと垂れる、そんなメレンゲを作ってください。
焼きあがったら
これは絶対にすぐにひっくり返してください!
粉が少なく、卵白の力で型にへばりついて立ち上がったシフォン生地は、そのまま上を向けていると、中の水分がどんどん蒸発して、周りは型についたまま、ベッコン!とへこんでしまいます!
軽い食感を大切にしたいので、すぐにボトルを真ん中の穴に突き刺す形で冷まします。
始めての型を使うときは、生地を流す前に、どのボトルがいいか、一度試してください。
型から外すという作業
これがまたまた大変な作業です。
まず、完全に冷めていること!
これを守らないとペシャンコになるかもしれませんので要注意!
シフォン用のパレットナイフ、なければ細くて長い、できればしなるタイプのナイフなんかを使って周りをはがして芯の周りもはがして抜いた後、底にもナイフを入れてはがす。
もしくは生地を手で少しずつ引きはがす(;^_^A
しかし!今回使った紙の型ならビリビリとそーっと破いていくだけ!
なんて簡単なんでしょう。
百均の型でもこんなにきれいに上がります!
しかもお友達の家に着くまで安全にきれいに持っていけるではありませんか。
シフォンケーキ単体だと柔らかいし、背が高いので、よそへ持っていくのは実は大変なんですよね~。
そして九分目に立てたシャンティ(生クリーム:砂糖=200:15)を容器に入れて保冷剤とともに保冷バッグに包んで持っていくと立派なデザートタイムが楽しめます♪
デコレーションしてみました!
そのままの食感がかなりおいしいですし、お友達にサーブする時も、ゆるめのシャンティ(生クリームをグラニュー糖入れて立てたもの)をトロっとかけるのがフワフワシフォンケーキに向いています。
ですが特別の日に、シフォンケーキを飾りたいなら、テクニックいらずのこういうの、いかがですか?
シャンティ(生クリーム200mlに対して砂糖15g程度で立てたもの)を八分立て(ツノがゆるく垂れる程度)して、とにかく周りに塗って、ペタペタしただけです(笑)
ただし、生地がとても柔らかいので、普通のデコレーションみたいにあまり上に飾るのはおススメできませんので気を付けてね!イチゴを少し乗せてみました。
持ち運びやすいといえば、真ん中の筒の部分にしっかり立てたシャンティを詰めるっていうのもいいですね!
シフォンケーキのバリエーション
今回は紅茶の葉を入れただけのものを配合に載せましたが、バリエーションは無限にあります。
同じ紅茶のシフォンでも茶葉を、分量+蒸発分5mlの温めた牛乳で煮出して使用することもできます。
粉を半量だけ米粉にしたり、全量を米粉に置き換えることも可能です。
粉のうちの10gをココアに置き換えたらココア(チョコレート)シフォン、6gを抹茶に置き換えたら抹茶シフォン。
一部生地を取り分けてココアを入れて生地に戻して2周位混ぜてマーブルシフォンとか、チョコレートを溶かして入れたり、フルーツやココナツを加える等・・・楽しみ方イロイロ。
あれこれ考えるのは面倒なので、思いついたらぱぱっとできるプレーン(バニラビーンズまたはバニラオイルを加える)か紅茶が私の定番です。
また何か作ったらまたUPしますね!
卵黄が余ってしまったら
一番のおススメは、お料理に使ってしまうこと。
プリンの卵黄多いバージョンで使うとか、クッキーに使うとか、お菓子でもいくらでも使えますが、カスタードクリームならもっとたくさん卵黄を使いますし、そんなことを考えるのって少し疲れませんか?
ケーキを作っただけで疲れるのに、またお菓子作るのはおっくうです。
でもご飯のおかずなら、どうせ毎日作るおかずの中に卵焼きやオムレツを一品にするだけなんで楽ちん♪
とにかく働く主婦がお菓子作りってとても大変なことなので、いかにエネルギーをセーブできるかを考えながら、こだわるとこだけこだわって、美味しいものを作りましょ♪
まとめ
シンプルほど難しいはシフォンケーキでも例外ではなかった!
意外と!?難しいシフォンケーキは、とてもとても優しいお味。
このふわっとしゅわっとが忘れられなくて、もう一度食べたくなるのですね~!
よくリクエストされるケーキのひとつです。
材料はいたってシンプル、かつ お手頃価格で揃えられますので、何度か焼いてみて、コツをつかんでください!
材料はお菓子・パン作りの総合サイトcottaやTOMIZ(富澤商店)オンラインショップでもすぐに手に入りますよ!
今ならcottaさんの新規会員登録者から抽選で3000ポイントプレゼント中だとか!当たればラッキー♪
お菓子作りは食べるのも作るのも楽しい時間♪
あなたの生活を豊かに!ハッピーに過ごしましょう!
本日もありがとうございました~めいきたでした~!!
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