アイスボックスクッキーを焼こう!
こんにちは~♪
元パティシエめいきたがお届けするお菓子レシピです。
いつも差し入れをいただくので、お返しに、クッキーを焼くことにしました。
リクエストがあったので、アイスボックスクッキーです!
目次
アイスボックスクッキーって?
バターの割合が少し多くて、成形する時に、冷蔵、冷凍で冷やし固めて、カットしたクッキー生地を焼きます。
初心者でも、比較的きれいに仕上げることができ、日持ちもするのでおもたせにおススメです。
また、生地をコンパクトな状態で冷凍できることから、早めにクッキー種を仕込んでおいて、必要な時に必要なだけ焼くことができるので、便利ですね。
友チョコ代わりに大量に焼く時でも、たくさん仕込んで一気に焼くことができますね。
ただし、冷やす時間が必要なので、急ぐ場合には不向きです。
だいたい、種を前日に仕込んで、棒状にして冷凍しておき、翌日以降にカットして焼きます。
冷凍庫にいれたクッキー生地はだいたい1ヶ月以内に焼いてくださいね。
そのままやると形が崩れてしまいます。
クッキーも、ベタっとした広がった物になるので、独特のサクッと感がだいなしになってしまいます。
アイスボックスクッキーの材料
- 無塩バター 240g
- 塩 4g
- 砂糖 120g
- 卵 1個
- バニラオイル 2~3滴
- a薄力粉 200g
- aベーキングパウダー 小さじ1/3
- b牛乳 大さじ1
- c薄力粉 180g
- cベーキングパウダー 小さじ1/3
- cココア 20g
アイスボックスクッキー準備
- バターと卵を常温にしておく※1
- 全て計量して、a薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
- c薄力粉とベーキングパウダーとココアも合わせておく
※1プロ技:バターが冷蔵庫から出したてで固くても、電子レンジで『溶かさずに柔らかく』するのはかなり難しいです。スケッパー(なければナイフで可)で薄く切って、ボウルに張り付けておきます。比較的早く柔らかくなりますよ。
また、常温とは23度のことです。真夏に32度の部屋に置いておくのも柔らか過ぎます。固すぎても柔らか過ぎても、他の材料が入っていかないので、このバターの状態が今回のポイントです。
アイスボックスクッキー作り方
1.柔らかいバターを、ホイッパーでクリーム状まで混ぜます。
初め固ければ、木べらで、ボウルに押し付けるようにして、柔らかくしてからホイッパーを使ってください。
2.まんべんなく柔らかくなったら塩・砂糖を加えて混ぜます。
塩が固まるといけないので、ちゃんと指先で、ばらして広げるように投入してください。
泡立てるわけではないので、すり混ぜることを意識して、混ざれば大丈夫です。(やや白くはなりますが、真っ白のフワフワにはしない!)
3.卵は全卵を使いますので、竹串や、フォーク等を使ってよくほぐしてください。
また、後々成形で卵白を使いますので、二色を貼り合わせるように成形しようと思っている場合は、通常はMサイズの卵を使うのですが、やや大きめ(Lサイズ等)の卵にして、混ぜる前にほんの少し取り分けておくとよいですね。
卵にはバニラオイルを加えてください。
それを2~3回に分けて生地に加えていきます。
加える度に、きちんと混ざるまでしっかり混ぜてください。
4.ここまできたら、プレーン生地とココア生地に分けてそれぞれに粉類を入れます。
この配合でしたら、200gがふたつできます。
別のボウルにココアの方は取り分けておいておきます。
5.aの合わせてふるった粉類を一度に入れます。
ゴムベラに持ち替えます。
縦に2回、生地を切るように混ぜ、グルっとボウルの縁を半周ほどゴムベラで掻きます。生地をおこしてボウルの丸みを利用して混ぜるイメージです。
1.切る 2.切る 3.大きく混ぜる
の繰り返しです。練らないように気をつけましょう。
ポロポロと、生地がくっついてきます。
6.しっとりとまとまる寸前に混ぜるのを止めて、ラップで包んでしまいます。
200gのプレーン生地が2本できあがりです。
7.チョコレート生地を仕上げます。
ココアを入れると生地が締まって固くなるのでbの牛乳を入れてホイッパーで混ぜます。
cの粉類をざっと混ぜてからふるいます。
そして一度に入れて、先ほどと同じように1.2.3.と混ぜていきます。
これでココア生地も200gがふたつできましたね。
どちらも冷蔵庫で30分以上寝かせておきます。
8.プレーン生地から順に台に取り出し、練って一つにまとめます。
あまり練ってはダメなんですが、ここで練らないと、穴のあいた生地になります。
練りすぎないようには注意してください。
好みの形に成形して冷凍庫に入れます。
・市松模様にする場合は、同じ長さの四角い棒状の物を2色作っておいて、一旦冷やし固め、半分に切って張り合わせ、それを半分に切って、互い違いの色になるようにまた張り合わせます。
・この時の接着の『のり』に卵白を使います。
・渦巻き状も、適当過ぎて模様がちゃんと出ていませんが、張り合わせる時は卵白を使っています。
・プレーン生地から切るのは、色のないものから切るという基本に沿ったもので、白い生地に黒い生地がつかないようにするためです。
・ココア生地にはアーモンドスライスが家にあったので、あらかじめ軽くローストしておいて(計っていませんが20g位だと思います)加えて筒状にしました。
・プレーン生地には切る前にグラニュー糖を回りにまぶしてあります。
生地がゆるんできたら絶対に無理をせず、冷蔵庫の力を借りましょう!
9.翌日以降を推奨しますが、お急ぎなら1時間くらい生地をしめてからカットします。
厚みは5~10㎜の間で好みでかまいませんが、同じ厚みに切ることがポイントです。
厚みが違うと焼きあがる時間に差がでて、焼きムラができてしまいます。
私は8㎜くらいを目指して切ります。
あまり薄いとクッキー本来の美味しさを味わえませんので。
クッキングシートを天板に敷いて、クッキーを同じ間隔で並べます。
キレイに並べるのも焼きムラを減らすためです。
10.クッキーを焼く
オーブンの温度は170度位、10分位で設定しておいて、焼きムラを減らすために上下・前後をすばやく入れ替えて、まんべんなく焼きます。
時間はオーブンや、生地の厚みによって違いますが、13~18位で焼きあがると思いますので、焼き過ぎないように、最後はちょくちょくみてあげてくださいね!
プレーン生地は色で焼き上がりが判断できると思いますが、ココア生地はなかなかわかりづらいので、わからなければプレーン生地を先に焼き、その時間に合わせれば良いかと思います。
見た目はうまく説明できないのですが・・・アーモンドやピスタチオ等が入っているなら、そのナッツの色を見てください!ほんのり焼き色がついていたらOKでしょう。
冷めたら湿気を防いで保管してくださいね!
余った生地を合わせて、あまり混ぜないように合体させればマーブル模様になりますので、2番生地も最後まで美味しく食べて欲しいです。
いろんなアレンジができるアイスボックスクッキーですから、お好きにアレンジしてみてくださいね。
材料はもちろん、ラッピングもお菓子・パン作りの総合サイトcottaさんやTOMIZ(富澤商店)オンラインショップさんで揃います!ラッピングのヒントもたくさんあるので、元パティシエめいきたもよく使わせていただいてます!
今日もありがとうございました!