料理時間を短くする方法第二弾
この記事は個人の経験と各種情報に基づいて構成されており一部広告を含みます。
先日は段取りについてのお話しをさせていただきました。
作る品物が変わる時に、間をおかず取り掛かれることで時間短縮する
『段取り』
を考えるという方法です。
今回は、料理する上で、
・ストレスを減らし
・時間を節約し
・きれいにできる
プロならみんな考えている作業効率
『動線』
についてお話ししたいと思います。
目次
動線とは?
フライを作るとします。
小麦粉をつけて
卵にくぐらせ
パン粉をつける
この一連の流れをする時にどういう順番にそれぞれを置きますか?
これを
②卵 ← ①粉 ③パン粉 ↰
↳ → → → → → → ↑
と置いてしまうと
粉をつけて卵をくぐらせたら、パン粉まで遠くて、粉の上空を通過させなければならず、汚れますし、やりにくいですよね。
やりやすいように、次に何をするかを考えてものを配置する、
それが動線を考えるということになります。
今の自分の動線を考えてみましょう
まず、キッチンの真ん中に立ってみてください。
少し手を伸ばせば、
少しかがめば、
振り返ってみれば、
届くところによく使うものが置いてありますか?
冷蔵庫、シンク、コンロ
この3つの真ん中に自分が立っていればOKです!
実際にお料理をすることを考えた時、流れるような動線になるようにイメージして配置すると実にスムーズです。
毎日使う物が、わざわざ取りにいかなければならないのなら、配置を考えるのもありだと思います。
使いやすい台所内の配置
冷蔵庫、シンク(作業台)、コンロ、
できれば三角形の中心に自分が位置しているのが理想的ですが、
キッチンの事情もあると思いますので、(奥に長い場合もありますし)
『できるだけ真ん中』
に自分がいられるように配置を考えてみてください。
細かく見ていきましょう。
冷蔵庫の位置
冷蔵庫は食材を入れておくので、調理の一番始めにいくところですね。
その一方で、冷蔵庫は調理をしない人もよく使うものですね。
・ビールやジュースを取ったり、
・マヨネーズや牛乳を出したり、
調理と関係なくものの出し入れをします。
お買い物から帰ったら一番に入れるのも冷蔵庫ですね。
なので、あまり奥まったところより、お料理中に、他のみんなが出し入れしても邪魔にならないところに置いておくと、お互いにストレスがないです。
料理中に、なんとか自分でジュースを取ろうとしたお子さんにぶつかりそうになる・・ということも避けられますよ。
もしも一番奥にあるなら、料理中でも、そこにいる自分が代わりに出してあげることが増えます。
できれば自分のことは自分でやってもらいやすいように配置されると便利ですね。
電子レンジ
これも、各自でやってもらおうとお考えなら、やや出口付近やオープンなところが便利でしょう。
お酒の燗
おかずの温めなおし
等です。
自分だけでなく、家族の動線も考えたら便利というだけなので、調理しやすい所に置いて大丈夫です。
お鍋
シンクでお水を張ってから火にかけることも多いので、
シンク付近、またはコンロ付近がおススメです。
フライパン
もちろんコンロ付近が便利です。
キッチンペーパー
お魚を洗って拭きたいとか、手が汚れていても取れる位置、環境に置いておくのが便利です。
扉の中よりもサッと引けばコロコロとペーパーが出る状態に置くと安心ですね。
拭くだけでなく、余分な油を吸い取ったり、お魚に塩をふった後におく時にも一枚敷いておくと水分を取ってくれるのでよく使います。
(上記いずれもそのままで調理するより味が上がります。)
鍋つかみ
コンロそばで、簡単に取れて、しかも火にはかからない安全な場所に置きます。
意外と出番が多いです。
電子レンジから取り出す時にも使うことがあります。
お玉、フライ返し、味噌こし等のキッチンツール
フックに吊って片手で取れる状態がベストです。
コンロのそばが良いです。
だだし、コンロ付近は汚れやすいので、よく使うものだけにしぼって!
S字フック等に引っ掛けておくか、ツールボックスを作っておいて、立てて収納してもいいと思います。
調味料
これが一番お伝えしたかったのです。
冷蔵庫とかは設置してしまうとなかなか動かせませんが、調味料は今日にでも配置換えできますから、すぐに実践できますよ。
これをコンロ、調理台の付近、そして冷蔵庫(一つのコーナーに集める)で、すぐに取れるところに置いていただければと思います。
あっちに置いたりこっちに置いたり・・・
調味料が増えていくと、ついつい置き場に困ってとりあえず・・とバラバラに収納していませんか?
私も初めはそうでしたが、それはとっても効率が悪いと気づいたんです。
一度全部一か所に集めて、いらないものは処分して、必要なものはなるべく同じ場所に置いてみてください。
基本的には背の低いものを手前に置いて、段々奥に行くにしたがって背を高くします。
何がどこにあるかすぐにわかるようにです。
よく使うものは手前(コショウ等)で、場所を決めていつもそこに片付けるようにします。
目をつぶっていても、同じ調味料が出せるようになります。
そうなると、調理の時間は短縮できますし、
調味料を出している間に焦がしてしまった!ということもなくなります。
冷蔵庫の中についても同じで、いつもある物の場所は決めておく方が便利です。
一番手前は一番よく出し入れする牛乳に決めておけば、
開けてすぐに出せますので、時間と電気代の節約になります。
氷が欲し人は氷の引き出しからさっと出しますよね。
それと同じで、迷わず出せると何かと便利です。
味噌や、ビール、バターやジャム等、よく使い、いつもあるものは特にそうです。
いつもヨーグルトを入れている人はその場所を
いつもチーズを入れている人はその場所を
決めて確保しておくことでストレスが減ります。
冷蔵庫に余裕がある人は、一段いつも空けておくと、調理途中の、少し冷やしておきたい物が入れられるのでいいですよ。
育ち盛りのお子さんがいるとそうもいかないとは思いますが(^-^;
そんなことで本当に時間短縮になるの??とお思いでしょうか?
小さなことの積み重ねで大きな時間が生まれます。
まず本当にストレスがなくなります!
気持ちよく料理ができますし、何かを出そうと思って他のものをひっくり返して探すのはお料理嫌いになるかもですよ。
それと調理した場所が汚れにくくなるのも本当なんです、不思議ですね。
料理だけじゃない!
この動線を考えるというのは、料理の時だけではなくて、家事全般に利用できる考え方です。
大きいことを考えるのは大変なので、まずは毎日の食事の準備から始めて、なんにでも活かせるなって実感したら、他のことにも挑戦してみてくださいね!