ほっこり筑前煮を食べたくなったら
お正月でなくても、根菜のおいしい季節には、筑前煮が恋しくなります。
働く主婦が、仕事の日でも筑前煮を作るとなると、ちょっと大変かも。
目次
筑前煮の極意?
それぞれのうまみがミックスされて、一つにまとまることで筑前煮が美味しくなるんだなぁって、いつも食べながら思うんです。
それぞれの下ごしらえをして、火の通りにくいものから3割程度まで炒めてから煮含めます。
鶏肉、干し椎茸から出るダシが、こんにゃくや他の野菜にまわってなんともいえない風味ですよね。
下ごしらえは朝の1分から!
これをしておくだけで、ストレスなく、美味しく仕上がるので、外さない下ごしらえ
『干し椎茸をもどす』
ことです。
料理の初めに戻しても良いのですが、うまく戻らず芯が残っていたり、砂糖を入れてみたけどうまみが逃げているような気がする・・・
っていうことになることがよくあります。
朝、出かける前に、
1.干し椎茸をさっと水で洗う
2.ボウル等に椎茸がちゃんとつかる量(やや多め)の水を張って軸を下につける
3.上から椎茸に沿わせてラップをかける
4.小さいお皿を椎茸が浮かないように乗せる
この状態で
5.冷蔵庫にIN!
そして帰宅したら冷蔵庫で、美味しくきれいに戻った干し椎茸を使って料理ができるという寸法です。
これで筑前煮はずいぶんうまみを増します!
戻した水にはうまみたっぷりなので、漉して、出汁として利用しましょう。
下ごしらえその他
・小芋は洗って皮ごと湯がいて皮をむく。
つるっとむけます。味は落ちますが、時間のない時は冷凍小芋を入れちゃうことも有りです(;^_^A
・こんにゃくは一口大に切って、アク抜きのために一旦ゆがく。
一番味が入りにくいので、スプーンや手でちぎって表面積を大きくするレシピが多いですが、面倒なら切っても大丈夫だと・・私は思ってます!
・ゴボウは、たわしやアルミホイルで皮を洗って軽くこそげ、一口大の乱切りにして水にさらしアクを抜く。皮との境においしい香りがあるので、皮を包丁でこそげて真っ白になってしまうまで取ってしまうと香りも飛んでしまいます。
・レンコンも皮をむき、一口大に切って水にさらしてアクを抜く。
・人参は皮をむき、小さめの乱切り。
・椎茸は他の野菜と同じ大きさにカットしておきます。
・鶏肉はお酒で洗って、一口大に切っておく。
(下味に醤油につけておいても美味しい)
筑前煮の作り方
鶏肉から焼き始め、表面が焼けたら火の通りにくいものから順に投入して焼いていきます。
だいたい3割くらい火が通るまで炒めてから、
少な目のだし汁(椎茸の戻し汁)を入れて、酒、砂糖を入れて、落し蓋をし、柔らかくなったら醤油を加え、味をみます。
醤油を入れ過ぎると取り返しがつかないのでそこだけは慎重に!
足りなければ砂糖や醤油を足して、自分の好みの味にしますが、
ここから少し煮詰めるので、もう少し濃くなると思って味見してください。
煮詰める時は時々おたまで混ぜたり、鍋をゆすったりしてあげてください。
煮詰めるといっても、汁が半分位になるまでです。
最後にみりんをくるっとまわし入れて一煮立ちさせてお玉で全体を混ぜてから火を止めます。
せっかく手をかけて作りますから、おせちと同じく2~3日楽しみたいですね。
根菜だとたっぷりの繊維質を手軽に取れるところがまたいいですね。
日本の家庭料理って健康にもいいですし、美味しいですし、
幸せな気分になりますね。
どうぞ楽しんでお料理なさってください!
本日もありがとうございました。
めいきたでした。