除菌用アルコールがない時はどうやって消毒する?家庭でできる方法
この記事は個人の経験と各種情報に基づいて構成されており一部広告を含みます。
今日も近くの薬局に行きましたがやっと薬用の手洗い石鹸を購入することができました。
外出先から帰ったら、まずは手洗い!そしてうがい、それが基本ですね。
プラスアルコール除菌があると心強いです。
パティシエはもちろん手洗いアルコールは作業が変わる度にするんですよ。調理用の手袋も使いますが、案外手袋の方が油断して、キレイとは限らないんです。手洗いはとても重要です。
近くのドラッグストアでは、除菌用のアルコールは品切れ状態が続いていて手に入りませんでした。
でも自宅でできる方法もあるので考えてみました。
アルコールがなくても99%以上除菌できるものもご紹介します!
目次
アルコールで消毒すれば大丈夫なの?
アルコールといっても、濃度がいろいろあります。
消毒用として力を発揮するのは40%~80%で、一番良いのが70%ということです。
40%では、効果があるものの、時間がかかったり力が弱く、病院などでは70%前後のものが使用されています。
消毒用としてはすぐれたアルコールではありますが、全ての菌を封じ込めるわけではありません。
芽胞と呼ばれる耐久性の高い細胞構造の細菌では効果がないといわれています。
クロストリジウムやディフィシルなどの胃腸炎には効かないことがあるということです。
とはいえ、一般細菌や結核・B型肝炎ウィルスなどにも効果が認められていて、その信頼度は高いです。
また、アルコールは速乾であることが非常に優れています。
汚れを落とす力もあります。
飲食店のキッチンには、必ずアルコールが置かれていますし、ご家庭でもまな板に毎晩アルコールをかけておくと雑菌の量が全く違ってきます。
アルコールのデメリット
さきほどの芽胞には効果がないこと。
刺激があり、肌荒れを起こすことがあるので、度重なる使用は気をつけないといけない。
可燃性なので、火気厳禁。
手術中に電気メスにアルコールが反応し、火傷をおってしまうケースもあるといいます。
汚れを落とすと同時に、塗装面が剥げてしまうことがあります。
デリケートな素材には使用できないことになりますね。
ウィルス対策としてのアルコール
力を発揮できるものもあれば、効き目が見込めないものもあります。
過信は厳禁ということです。
冬になると毎年のように流行るノロウィルスは、アルコールでは除菌できません。
ハイターのような漂白剤といわれる次亜塩素酸ナトリウムが有効とされていますが、ツンとした臭い、ぬめり、肌への刺激、色落ち・・・と使うのはかなり気を付けないといけませんね。
アルコールで除菌するのに40%で作用するなら、飲むアルコールでいいのでは?
確かに、使うことができます。不純物が多いものは、サラッとしていないので、焼酎がおススメです。
市販の焼酎は12度~45度、多くは20度か25度です。
除菌するにはやや弱いですね。
99%以上除菌できる?ウィルス対策に次亜塩素酸水
やっぱり消毒用アルコールでないと消毒にはならないのでしょうか?
除菌用にはアルコールよりも効果が強く人体に安全な【次亜塩素酸水】というものがにわかに人気が出てきました。
ハイターに代表される『次亜塩素酸ナトリウム』と、名前が似ているので間違えやすいのですが、こちらは次亜塩素酸水といって別物です。
次亜塩素酸水は酸性~中性で、歯医者さんのうがい薬に使われるほど安全です。しかも消臭作用まであります。 ウィルスにも有効とされています。
まったく別物なので混同しないようにしましょう。
これでアルコールが手に入らなくても大丈夫ですね。
次亜塩素酸水は手作りできる?
できます。ですが、作り方は少々やっかいです。
㏗を正確に測ることが必要だからです。
そして次亜塩素酸水は長期保存ができないのもおすすめできない点です。
次亜塩素酸水の素を購入して、薄めて作る方法がありますが、大量に作っても長期保存ができないので、少量でいいなら、安価なできたものを購入するのが手軽でいいかなというところ。
もしも自分で作る場合は、光を浴びると効力が下がるとされているので、遮光の容器を用意し、早めに作って早めに使いきってくださいね。
ウィルス予防、除菌、消臭、カビ予防対策に!次亜塩素酸水「キノット」は、遮光のパウチに入った詰め替え用と、初回は希釈用のスプレーボトルのセットなので使い勝手が良いです。加湿器にも使えて、空気ごとキレイにしちゃいましょう。
人体に安全で消臭までして99%以上を瞬間除菌してくれる次亜塩素酸水、頼りになりますね!